機械の各部位は消耗品であり、劣化し破損することがあります。破損した状態で使用しますと、機械の故障に繋がります。
つきましては機械の故障を未然に防止する為、自主診断メニューにより交換及び修理等の目安としてください。
点検項目
下記の項目に該当する場合、オーバーホールが必要な可能性があります。
まずは、各項目をチェックしてみてください。
①スピンドル
②静圧主軸
③ベッドジャバラ(左・右)
④コラムベッドジャバラ(前・後)
ジャバラは消耗品であり、長期間使用しますと、劣化し破損することがあります。
破損した状態で使用しますと、ベッド溝内に研削液やごみ等が入り込み機械の故障に繋がります。
参考:ジャバラ劣化・歪み・破損
⑤リニアガイド
テーブル案内用リニアガイドはジャバラで隠れている為、通常見ることができません。
そのため、破損に気が付かず大きな故障に繋がる恐れがあります。
参考:リニアガイドレール・キズ・劣化
⑥テーブル駆動装置
上記いずれかの項目に当てはまる場合、ご連絡ください。
当社研削盤に実装している制御機器の中には、生産中止後、サービス対応期間も過ぎ、故障しても修理が出来なくなっている製品があります。万が一これらの機器が故障すると、機器全体を交換しなければいけません。
機器によっては入手に長期間を要する場合もあり、故障してからでは長期間設備を止めてしまう危険性もございます。そうなる前の予防保全として制御機器の更新をお勧めいたします。
下表にてご紹介する機器はその一例です。ご不明な点やご希望がございましたら個別にご提案をさせていただきます。
機種 | 用途 | 名称 | 型式 | メーカ |
---|---|---|---|---|
KSH | トイシ軸駆動用制御装置 | インバータ | FREQROL-A200(E) | 三菱電機 |
FREQROL-Z200 | ||||
電磁チャック制御装置 | コントレータ | NS2-5FE、NS2-10FET | フジ磁工 | |
NS2-5FD | ||||
NS2-5FC、NS2-10FC | ||||
NS2-10GT1、NS2-20G |