マグネットセパレータ FINEMAG導入のお客様の声 - 住友重機械ファインテック株式会社

メンテナンスコストの大幅カットに成功

導入の経緯

当社は建設機械の部品メーカーで、ロータリセンタージョイントをはじめとする精密機器や、世界最大クラスまで対応する足回り部品など建機・重機・道路機械の部品を製造しており、国内に2つ、中国に１つの生産拠点があります。

ファインマグの導入経緯については、旋盤の二次濾過としてバグフィルタを使用していたのですが、フィルタの交換頻度が高く他の方法を検討していました。
一方で、当工場に導入している高周波焼入れ装置には焼入れ水のタンクがあり、そのタンクに溜まるスケールを除去する機器としてファインマグがメーカー標準設備として採用されているのですが、スケールの回収もよくできており、また水分を除去する絞り性能がとても良いため、旋盤加工の二次濾過で粒子状のスラッジの回収にも使えると判断しました。

住友重機械ファインテックさんのホームページよりカタログをダウンロードした事をきっかけに、色々とご相談させていただいたところ、ファインマグ評価機の貸し出しをご提案いただきました。
半年間程度評価機を利用したところファインマグにより多くのスラッジが回収でき、代わりにフィルタの汚れが無くなるなど高い導入効果を得られたので安心して導入する事が出来ました。
無料の評価期間が長いことも、住友重機械ファインテックさんの素晴らしいサービスであると思います。

導入後の効果

まず、設備の説明からになりますが、TAKISAWA社製の旋盤TCN3500-L10のスラッジ回収の二次濾過用として、ファインマグKS型を2021年に上越工場へ2台、新潟工場へ2台計4台を導入しています。以前は二次濾過に布のバグフィルタ（他社製）を使っていましたが、週一回のフィルタ交換が必要なため、メンテナンスが大変手間でした。
外したフィルタの水抜きや、周辺の掃除などに手間がかかり、廃棄の作業時間や清掃において課題の多い工程でしたが、この手間が一切なくなったので、導入して良かったと感じています。
また、2工場合わせて月8万円程度掛かっていたランニングコストも、導入後はほぼゼロになりました。

さらに、想定された効果ではないのかもしれませんが、浮上したスラッジと共に浮上油が取れるのも好評です。
ドラムに関してはほぼ汚れることはないです。