岡山大学との共同研究

昨今の働き方改革の議論はもちろん製造の現場にも及んでおり、工作機械を使用での生産性改善要求の度合いはますます高まっています。

生産性改善には、①段取りや計測など機械外での改善と②工作機械加工の改善があります。

②の加工性の改善において、研削盤メーカは、といしによる研削性追求、あるいはファインバブルを利用した研削液の被削性追求などを行っています。

当社は住友重機械工業の技術研究所のバックアップによる新しいドレッシング(目立)方法に着目して研削効率改善策を提案しております。
基礎的研究と実証実験は卒業生の多い岡山大学と共同研究を進めています。

現在、岡山大学、大西先生の研究室において、従来のドレス方法と技術研究所提唱の新しいドレス方法での研削力、加工面や精度の違いを調査し、ドレッシングの最適化理論を構築していただいております。研削加工にイノベーションを起こすべく当社若手技術者も加わってプロジェクトは進行中です。

大西 孝(オオニシタカシ)

1984年生まれ.博士(工学)

岡山大学大学院 自然科学研究科 産業創成工学専攻 助教

所属学会 日本機械学会,精密工学会,砥粒加工学会

専門分野 研削,加工に関する各種測定